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[Miraizからのメッセージ]

小・中学生のみなさんへ

「どうして勉強しなきゃいけないんだろう?」
そんなあなたの眼に、いまの世の中はどう映っていますか?

情報化社会となった現代は、さまざまな情報があふれています。生活に便利な反面で、大げさな宣伝や悪意を持ったデマも多くあり、何が本当なのかが実にわかりにくい時代です。
YouTubeやSNSで出回る怪しげなウワサをうのみにはできませんし、テレビや新聞に出たことでさえ絶対に正しいとは限りません。頭から信じ込むのは危険ですが、かといってすべて疑ってかかるのも極端です。
大切なのは判断を他人任せにせず、多くの情報から複数の視点を持ち、よく考えて自分で判断をするという心がけです。これを「情報リテラシー」といいます。

また、AI(人工知能)の技術の進歩はめざましく、近い将来、人間の職業の多くがAIによって代替されるという予測も立てられています。
多くの情報を一瞬で処理し、生産も流通も販売もAIが担う、便利で快適な未来が来るのでしょうか。
何から何までAIがやってくれる世の中で、人間に残された仕事とは何でしょうか。
AIではなく、人間自身が考えなくてはならないこととは、いったい何でしょうか。

このような社会の大きな変化は、入試でもさかんに問われるところとなっています。それは「あなたはどう生きるか」という問いかけにほかなりません。
ものすごい勢いで変化してゆく現代社会で生きるには、しっかりとした判断の軸をつくる必要があります。それには「本物の勉強」が必要です。

それはもちろん、有名校への合格「だけ」を目標に、点とり合戦にいそしむことではありません。テスト前にあわてて教科書の中身を詰め込むような勉強が何も生まないことは言うまでもありませんね。

自分はどこを目指して何のために学び、どんな人間になりたいのか、まずはよく考えてみましょう。

「効率がいい」つもりで「無駄」を排除して「最短ルート」で「成功」を目指すような安易な発想は捨てましょう。さまざまに学び、挑戦し、失敗も含めた多くの経験と煩悶が、唯一無二のあなたという人間をつくります。それこそが「本物の勉強」だと私たちは考えます。

「本物の勉強」へと向かうには、ひと足飛びに流行りの「思考力・表現力」へ急ごうとするのではなく、まずはその基礎となる知識や理論をしっかり身につけなくてはいけません。

では、いまやっている(やらされている?)勉強は、将来何の役に立つのか?
そんな疑問を持つ人もいることでしょう。私も子供の頃はそう思いました。
何なら、大人の中にだって「学校の勉強など役に立たないからね」なんてうそぶく人がいるかもしれません。

ただ、ほとんどの場合それは「勉強していない人」「勉強したことのない人」「勉強したくない人」であるといっても過言ではありません。
「勉強の価値がわからないくらい勉強していない」ということにほかなりません。

私たちは言葉でものを考えます。言葉の貧しい者は思考も貧しくなります。
教科書の国語の文章も読めない人に、情報が正しく読み取れるでしょうか。これは筋道がおかしい、つじつまが合わない、という論理的思考は算数・数学によって養われます。世の中の多くのことは理科社会で成り立ち、さらに世界に視野を拡げるためには英語が必須です。

こうした知識の裏づけや論理性を欠いたまま、他者に偏見を押しつけ勝手な感情をぶつけるものがいじめや差別、戦争を引き起こします。
私たちは揺るぎない理性をもってこれらの過ちを正さなければなりません。

こうした知識の裏づけや論理性を欠いたまま、他者に偏見を押しつけ勝手な感情をぶつけることで、いじめや差別、戦争を引き起こします。私たちは揺るぎない理性をもってこれらの過ちを許さず、連帯してこの世界を守っていかねばなりません。

これからあなたが取り組む勉強は自分自身の将来をも左右する、とても大事なものになります。
あなたがどんな学校を選ぶかで環境が変わり、出会う人が変わります。すると運命が、人生が変わっていきます。

Miraizでの学びは、あなたの未来のためのものです。

自分は何がしたいか、どんな大人になりたいのか、夢とあこがれの未来図を描きましょう。そして描いたなら叶えましょう。

Miraizがあなたに伝えたいことは「志」を持った努力や競争がどれほどやりがいに充ち、愉しいものであるかということです。
Miraizでの学びがきっかけとなって、あなたが自分の道を切り拓いてくれたなら、こんなにうれしいことはありません。

君たちが学ぶことで、大人たちは未来への希望を抱くことができます。
君たちが学ぶことで、世の中は少しずつよい方向へ向かっていきます。

あなたの準備はできていますか? さあ、いっしょに始めましょう!